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10000系(10000・10030・10080型)

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8000系の後継車として1983年から製造されたのが10000系です。1988年にモデルチェンジをした10030型が登場。またVVVF試作車の10080型も製造されました。10000・10030・10080型は1995年までに486両が製造されました。1994年には自動解結装置を搭載し東武の主力として活躍しています。2007年1月からはリニューアル工事が開始され、2008年9月より営業運転を開始しています。2013年度からは制御器のVVVF化も行われています。
編成別写真集 細部写真集 車両のうごき


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輸送力の増強、7300系置き換えを目的とし1983年から118両が製造されました。コルゲート処理のステンレス車体を採用しているのが特徴です。床面は11605Fまでがグリーン、11606F~11609Fがベージュになっています。11003F~11006Fは11803F~11806Fとして登場ののちに中間車が製造され現在の10両固定となりました。そのため増備された中間車は、見た目は10000系ですが車内などが当時製造されていた10030系に準じたものになっています。11605Fのクハ16605の前面窓上部は紺ではなく黒になっていて異彩を放っています。
2007年からはリニューアル工事が開始。フルカラーLED・シングルアームパンタ化やスカートの設置が行われています。
製造初年 1983年12月
定員(名) Tc1.2.3.Mc=150、他=170
自重(t) Tc1.2=29、M1.2.Mc=39、M3.M4=37.5、T1.2=28、T3.TM1=32.5、Tc3=34
最大寸法(mm) 長:20000 巾:2874 高:4145
主電動機 直流複巻補極補償巻線付電動機(140kW)
主制御装置 他励界磁チョッパ制御
ブレーキ装置 回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ
冷房装置 42000kcal/h/車(一部マイコン制御)
性能 最高速度:110km/h 加速度:2.5km/h/s 減速度:3.7km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
←浅草・池袋
Mc
11200
Tc3
12200
F M・P
Tc1
11000
M1
12000
M2
13000
T1
14000
M4
15000
TM1
16000
T2
17000
M1
18000
M2
19000
Tc2
10000
F M・P F M・P F M・P

 リニューアル車

Mc
11200
Tc3
12200
F M・P
Tc1
11600
M1
12600
M2
13600
T3
14600
M3
15600
Tc2
16600
F M・P M・P F
Tc1
11800
M1
12800
M2
13800
T1
14800
T2
15800
M1
16800
M2
17800
Tc2
18800
F M・P F M・P

 リニューアル・SIV化車

Tc1
11600
M1
12600
M2
13600
T3
14600
M3
15600
Tc2
16600
F S・P S・P F
編成 所属 全検 重検 製造メーカー 製造年 修繕年 備考
11003F 31-4川 22-8栗 アルナ工機 1985 - 15003+16003は1989年アルナ工機製造
11004F 29-6栗 29-6栗 東急車輛 1985 - 2022年12月廃車
15004+16004は1989年アルナ工機製造
11005F 24-4栗 24-4栗 富士重工 1985 - 15005+16005は1989年アルナ工機製造
11006F 20-1川 23-6栗 アルナ工機 1986 - 15006+16006は1989年アルナ工機製造
11801F 23-8栗 23-8栗 アルナ工機 1983 2015  
11802F 30-5栗 22-5栗 富士重工 1983 2014  
11601F 23-5栗 23-5栗 東急車輛 1984 2008  
11602F 24-1栗 24-1栗 東急車輛 1984 2008  
11603F 24-4栗 24-4栗 東急車輛 1984 2009  
11604F 23-11栗 23-11栗 東急車輛・富士重工 1984 2008  
11605F 20-9栗 20-9栗 東急車輛・富士重工 1986 2009  
11606F (春) 20-10栗 20-10栗 アルナ工機 1987 2009 2023年度廃車
11607F 21-9栗 21-9栗 アルナ工機 1987 2010  
11608F 21-4栗 21-4栗 富士重工 1987 2010  
11609F (春) 20-6栗 20-6栗 東急車輛 1987 2009 2023年6月廃車
11201F 19-12栗 23-12栗 アルナ工機 1984 2014 ワンマン車
11202F 30-7栗 22-7栗 アルナ工機 1984 2014 ワンマン車
11203F 21-10栗 21-10栗 アルナ工機 1985 2017 ワンマン車
11204F 21-8栗 21-8栗 東急車輛 1985 2017 ワンマン車
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9000系や20000系を基本に10000型をマイナーチェンジしたのが10030型です。前面の変更や側面をコルゲートからビート成型に変更するなどしています。10030型は1992年から10050番代へと飛んでいます。この10050番代は車椅子スペースの設置、クーラーカバーが連続しているなどの変更点があります。11267Fは東武で初めてシングルアームパンタを搭載しました。11461Fは前面窓の黒部分の面積が他の編成より大きくなっています。
製造初年 1988年3月
定員(名) Tc1.2=142、他=152
自重(t) Tc1.2=29.5、M1.2.Mc=39.5、M3.M4=38、T1.2=28.5、T3.TM1=33、Tc3=34.5
最大寸法(mm) 長:20000 巾:2874 高:4145
主電動機 直流複巻補極補償巻線付電動機
主制御装置 他励界磁チョッパ制御
ブレーキ装置 回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ
冷房装置 42000kcal/h/車(一部マイコン制御)
性能 最高速度:110km/h 加速度:2.5km/h/s 減速度:3.9km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
←浅草・池袋・柏
Mc
11230
Tc3
11230
F S・P
Tc1
11430
M1
12430
M2
13430
Tc2
14430
F S・P
Tc1
11630
M1
12630
M2
13630
T3
14630
M3
15630
Tc2
16630
F S・P S・P F
Tc1
11030
M1
12030
M2
13030
T1
14030
M4
15030
TM1
16030
T2
17030
M1
18030
M2
19030
Tc2
10030
F S・P F S・P F S・P
 11267F
Mc
11230
Tc3
11230
F S・P

 リニューアル車

Tc1
11630
M1
12630
M2
13630
T3
14630
M3
15630
Tc2
16630
F S・P S・P F
Tc1
11630
M1
12630
M2
13630
T3
14630
M3
15630
T
16630
T
11430
M1
12430
M2
13430
Tc2
14430
F S・P F S・P F S・P

 リニューアル・VVVF化車

Tc1
11030
M1
12030
M2
13030
T1
14030
M4
15030
TM1
16030
T2
17030
M1
18030
M2
19030
Tc2
10030
V S・P V S・P V S・P
Tc1
11630
M1
12630
M2
13630
T3
14630
M3
15630
T
16630
T
11430
M1
12430
M2
13430
Tc2
14430
V S・P V S・P V S・P
編成 所属 全検 重検 製造メーカー 製造年 修繕年 備考
11031F 30-8川 21-8栗 アルナ工機 1989 -  
11032F 30-11栗 22-5栗 アルナ工機 1989 2013 2013年VVVF化
11631F 29-7栗 20-8栗 アルナ工機 1988 2013  
11632F 23-11栗 23-11栗 アルナ工機 1988 2012  
11633F 28-11栗 20-6栗 富士重工 1988 2015  
11634F 19-7川 22-10栗 アルナ工機 1990 -  
11635F 30-5栗 22-5栗 アルナ工機 1990 2011  
11636F 30-8栗 22-9栗 アルナ工機 1990 2011  
11637F 19-11川 23-2栗 東急車輛 1990 2017  
11638F 19-4川 22-7栗 アルナ工機 1990 2013  
11639F 20-8栗 23-10栗 アルナ工機 1990 2014 2014年VVVF化
11640F 23-8栗 23-8栗 アルナ工機 1991 2012  
11641F 24-3栗 24-3栗 東急車輛 1991 2011  
11642F 22-2栗 22-2栗 東急車輛 1991 2012  
11643F 21-12栗 21-12栗 アルナ工機 1991 -  
11644F 20-11栗 24-2栗 アルナ工機 1992 -  
11431F 31-4栗 23-3栗 富士重工 1988 2015  
11432F 19-10栗 23-10栗 富士重工 1988 2016  
11433F 30-11栗 22-8栗 東急車輛 1988 2015  
11434F 19-10栗 23-10栗 東急車輛 1988 2016  
11435F 20-6栗 20-6栗 アルナ工機 1989 2016  
11436F 20-5栗 20-5栗 アルナ工機 1989 2016  
11437F 20-9栗 20-9栗 アルナ工機 1989 2017  
11438F 22-2栗 22-2栗 アルナ工機 1990 2012  
11439F 21-12栗 21-12栗 東急車輛 1990 -  
11440F 23-8栗 23-8栗 アルナ工機 1990 2012  
11441F 19-7川 22-11栗 アルナ工機 1990 -  
11442F 19-11川 23-2栗 東急車輛 1990 2017  
11443F 20-8栗 20-8栗 東急車輛 1990 2014 2014年VVVF化
11444F 23-10栗 23-10栗 東急車輛 1991 2015  
11445F 24-3栗 24-3栗 アルナ工機 1991 2011  
11446F 19-4川 22-7栗 アルナ工機 1992 2013  
11447F 28-7栗 20-4栗 アルナ工機 1992 2016  
11448F 20-11栗 24-2栗 富士重工 1992 -  
編成 所属 全検 重検 製造 製造年 修繕年 備考
11651F 30-1栗 21-11栗 東急車輛 1992 -  
11652F 30-10栗 22-10栗 アルナ工機 1992 -  
11653F 29-4栗 20-7栗 アルナ工機 1992 -  
11654F 22-11栗 22-11栗 アルナ工機 1992 -  
11655F 24-5栗 24-5栗 富士重工 1992 -  
11656F 23-7栗 23-7栗 アルナ工機 1992 -  
11657F 29-11栗 21-8栗 アルナ工機 1992 -  
11658F 23-1栗 23-1栗 アルナ工機 1993 -  
11659F 29-7栗 20-11栗 アルナ工機 1993 -  
11660F 30-4栗 22-4栗 東急車輛 1993 -  
11661F 19-7川 22-11栗 アルナ工機 1994 -  
11662F 19-9栗 23-10栗 東急車輛 1994 -  
11663F 30-6栗 22-6栗 アルナ工機 1994 -  
11664F 20-3栗 24-3栗 東急車輛 1994 -  
11665F 22-1栗 22-1栗 アルナ工機 1995 -  
11666F (春) 21-12栗 21-12栗 アルナ工機 1996 - 2023年度廃車
11667F 22-8栗 22-8栗 アルナ工機 1996 -  
11668F (春) 21-10栗 21-10栗 アルナ工機 1996 - 2023年度廃車
11451F 29-12栗 21-8栗 東急車輌 1992 -  
11452F (春) 19-4栗 19-4栗 アルナ工機 1992 - 2023年度廃車
11453F 21-4栗 21-4栗 富士重工 1993 -  
11454F 21-1栗 21-1栗 東急車輌 1993 -  
11455F 19-7川 22-10栗 富士重工 1994 -  
11456F (春) 20-9栗 20-9栗 富士重工 1995 - 2023年11月廃車
11457F (春) 27-6栗 30-4栗 東急車輌 1995 - 2023年11月廃車
11458F 23-11栗 23-11栗 東急車輌 1995 -  
11459F 29-10栗 21-7栗 富士重工 1996 -  
11460F (春) 27-4栗 30-4栗 アルナ工機 1996 - 2022年4月廃車
11461F (春) 29-2栗 20-8栗 東急車輌 1996 - 2023年12月廃車
11251F 20-6栗 20-6栗 東急車輛 1992 - 津覇入場中
11252F 20-10栗 20-10栗 東急車輛 1992 - 津覇入場中
11253F 19-7栗 19-7栗 アルナ工機 1992 - 津覇入場中
11254F 19-11栗 19-11栗 アルナ工機 1992 - 津覇入場中
11255F 20-1栗 20-1栗 アルナ工機 1992 - 津覇入場中
11256F 22-1栗 22-1栗 アルナ工機 1994 - 津覇入場中
11257F 24-5栗 24-5栗 アルナ工機 1994 2024 ワンマン車
11258F 23-11栗 23-11栗 アルナ工機 1994 2023 ワンマン車
11259F 27-9栗 31-1栗 アルナ工機 1994 2024 ワンマン車
11260F 27-5栗 30-10栗 アルナ工機 1995 2024 ワンマン車
11261F 24-2栗 24-2栗 アルナ工機 1995 2024 ワンマン車
11262F 28-2栗 19-8栗 アルナ工機 1995 - 津覇入場中
11263F 28-11栗 20-5栗 東急車輌 1995 2023 ワンマン車
11264F 29-1栗 20-9栗 東急車輌 1995 -  
11265F 29-6栗 21-1栗 アルナ工機 1996 -  
11266F 29-11栗 24-3栗 アルナ工機 1996 2024 ワンマン車
11267F 30-1栗 21-11栗 アルナ工機 1996 - シングルアームパンタ
11268F 29-5栗 20-11栗 富士重工 1996 -  
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10080型は東武で初めてVVVFインバータを搭載しました。1編成4両が製造されました。試験的要素が強いため他の形式とは違い末尾が0で始まっています。1C4Mの日立製BTO-VVVFインバータをモハ11280に2台搭載しました。走行性能は他の10000系列に合わせてありました。しかし試作車のため不具合が多く2005年頃から運用に入らなくなりました。休車状態が続いていましたが2006年にVVVFを50000系列と同じIGBTのものに交換、長期間に及ぶ試運転が行われ2007年9月12日より無事運用に復帰しました。
製造初年 1988年3月
定員(名) Tc1.2=142、他=152
自重(t) Tc1.2=29.5、M1.2=39.5
最大寸法(mm) 長:20000 巾:2874 高:4145
主電動機 TM03型三相かご型誘導電動機
主制御装置 VVVFインバータ制御(日立製IGBT-VVVF)
ブレーキ装置 回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ
冷房装置 42000kcal/h/車
性能 最高速度:110km/h 加速度:2.5km/h/s 減速度:3.9km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
←浅草
Tc1
11480
M1
12480
M2
13480
Tc2
14480
V S・P
編成 所属 全検 重検 製造 製造年 修繕年 備考
11480F (春) 27-8栗 30-11栗 東急車輌 1988 2015 2023年12月廃車


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