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20000系(20000・20050・20070・20400型)

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日比谷線直通用2000系の後継車として1988年に登場したのが20000系です。東武初のSIV搭載や斬新な前面が特徴です。1992年には両端2両を5ドアにした20050型が登場。制御方式がGTOサイリスタのVVVFインバーターとなり表示機もLEDとなりました。また1999年まではドア横に液晶の案内装置が設置されていました。1997年には20070型が登場。再び3扉に戻されています。パンタグラフのシングルアーム化やクーラーの連続カバー廃止などで屋根上の変化が大きいです。
2009年4月末より20000系の幕がローマ字入りの物へ変更されました。2010年2月より号車表示ステッカー・点字シールの貼り付けが行われています。
70000系の投入により2017年度から廃車が始まっています。一部を除き4両編成化改造を行い、20400型として日光・宇都宮線用に転用が行われています。種車により番代が別れており、全て20070型が20410番代、20000型先頭車と20070型中間車の組み合わせが20420番代、全て20050型が20430番代、20000型先頭車と20050型中間車の組み合わせが20440番代となっています。帯はSL大樹のイメージカラーである濃紺色と黄色の組み合わせとなっています。東武では初めて個別ドア開閉ボタンが設けられ、通年半自動扱いとなっています。運転台も通勤車では初めてL形ワンハンドルとなり、ワンマン運転対応の構成となっています。車内は70000系のデザインをベースとし、LCD車内表示器や自動放送を設置しています。パンタグラフは1基から2基に増設され、従来中間車に設置されていたコンプレッサーが両先頭車に移設されています。制御装置はGTOサイリスタのVVVFインバータを引き続き使用しています。
2018年9月3日より宇都宮線での営業運転を開始し、2019年5月12日をもって宇都宮線8000系の置き換えを完了しました。2019年9月24日からは日光線南栗橋~新栃木での運用も開始し、2020年6月6日ダイヤ改正において南栗橋~新栃木の10000系を置き換え、宇都宮線との直通を基本としたワンマン運転を開始しました。2020年11月9日からは新栃木~東武日光の6050型運用置き換えを開始を開始し、2021年7月1日の運用拡大では区間急行運用や鬼怒川線運用も誕生しました。2021年11月15日の運用拡大では急行運用が誕生し、2021年12月7日の運用拡大では急行運用が全て20400型となりました。
編成別写真集 細部写真集 車両のうごき


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製造初年 1988年1月
定員(名) Tc1.2=124、他=136
自重(t) Tc1.2=29、M1=38.5、M2=38、M3.4=36.5
最大寸法(mm) 長:18000 巾:2857 高:3995
主電動機 直流複巻補極補償巻線付電動機
主制御装置 自動界磁式主回路チョッパ制御
ブレーキ装置 回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ
冷房装置 31500kcal/h/車(一部マイコン制御)
性能 最高速度:110km/h 加速度:3.3km/h/s 減速度:3.7km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
←中目黒
Tc1
21800
M1
22800
M2
23800
M1
24800
M3
25800
M1
26800
M4
27800
Tc2
28800
C S・P C P C S
編成 所属 全検 重検 製造メーカー 製造年 備考
21801F 26-10栗 26-10栗 東急車輌 1988 21423Fに改造
21802F 26-7栗 26-7栗 アルナ工機 1988 21422Fに改造
21803F 27-9栗 27-9栗 アルナ工機 1988 21445Fに改造
21804F 27-10栗 27-10栗 アルナ工機 1989 21446Fに改造
21805F 27-6栗 27-6栗 東急車輌 1989 21444Fに改造
21806F 27-1栗 27-1栗 東急車輌 1989 21442Fに改造
21807F 28-11栗 28-11栗 アルナ工機 1990 21448Fに改造
21808F 27-3栗 27-3栗 アルナ工機 1990 21443Fに改造
21809F 21-10栗 26-3栗 東急車輌 1990 2017年度廃車
21810F 22-6栗 26-5栗 アルナ工機 1991 21441Fに改造
21811F 21-11栗 25-11栗 アルナ工機 1991 21421Fに改造
21812F 24-5栗 28-1栗 東急車輌 1991 21447Fに改造
21813F 26-4栗 26-4栗 アルナ工機 1992 2017年度廃車
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製造初年 1992年12月
定員(名) Tc3.4=124、M5.6=135、M2.3.7=133
自重(t) Tc3.4=27.5、M5=35.2、M2.7=35、M3=34、M6=34.5
最大寸法(mm) 長:18000 巾:2857 高:3995
主電動機 三相かご型誘導電動機
主制御装置 VVVFインバータ制御
ブレーキ装置 回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ
冷房装置 37500kcal/h/車(一部マイコン制御)
性能 最高速度:110km/h 加速度:3.3km/h/s 減速度:3.7km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
←中目黒
Tc3
21850
M5
22850
M2
23850
M7
24850
M3
25850
M7
26850
M6
27850
Tc4
28850
V S・P V P V S
編成 所属 全検 重検 製造メーカー 製造年 備考
21851F 24-7栗 28-4栗 東急車輌 1992 21433F及び21443Fに改造
21852F 24-8栗 28-5栗 東急車輌 1992 21434F及び21444Fに改造
21853F 24-11栗 28-10栗 アルナ工機 1993 21435F及び21445Fに改造
21854F 25-5栗 29-5栗 アルナ工機 1993 21437F及び21447Fに改造
21855F 25-8栗 29-8栗 アルナ工機 1993 21438F及び21448Fに改造
21856F 25-1栗 28-8栗 アルナ工機 1993 21436F及び21446Fに改造
21857F 26-1栗 26-1栗 東急車輌 1993 21431F及び21441Fに改造
21858F 26-2栗 26-2栗 アルナ工機 1994 21432F及び21442Fに改造
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製造初年 1996年12月
定員(名) Tc1.2=123、M1.5=134、M2.3.4=133
自重(t) Tc1.2=28.5、M1.5=35.5、M2=35.5、M3=34.5、M4=33
最大寸法(mm) 長:18000 巾:2857 高:3995
主電動機 三相かご型誘導電動機
主制御装置 VVVFインバータ制御
ブレーキ装置 回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ
冷房装置 37500kcal/h/車(マイコン制御)
性能 最高速度:110km/h 加速度:3.3km/h/s 減速度:3.7km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
←中目黒
Tc1
21870
M1
22870
M2
23870
M3
24870
M4
25870
M3
26870
M5
27870
Tc2
28870
V S・P V P V S
編成 所属 全検 重検 製造メーカー 製造年 備考
21871F 23-7栗 27-5栗 アルナ工機 1996 21411F及び21421Fに改造
21872F 23-9栗 27-9栗 東急車輌 1997 21412F及び21422Fに改造
21873F 24-1栗 27-11栗 アルナ工機 1997 21413F及び21423Fに改造
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改造初年 2018年3月
定員(名) 10番代:Tc1.2=120、M1=131、M2=130
20番代:Tc1.2=120、M1=130、M2=131
30番代:Tc1.2=119、M1.2=131
40番代:Tc1.2=120、M1=131、M2=129
自重(t) 10番代:Tc1=29.2、M1=35.5、M2=33.8、Tc2=29.4
20番代:Tc1=29.3、M1=35.6、M2=33.6、Tc2=29.4
30番代:Tc1=30.9、M1=36.6、M2=34.7、Tc2=31.0
40番代:Tc1=29.3、M1=36.8、M2=35.6、Tc2=29.4
最大寸法(mm) 長:18000 巾:2857 高:3995
主電動機 150kW三相かご型誘導電動機 PM-92
主制御装置 GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御
ブレーキ装置 回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ
集電装置 シングルアームパンタグラフ PT-7112A
冷房装置 40500kcal/h/車 PRU-4019A
性能 最高速度:110km/h 加速度:2.23km/h/s 減速度:3.7km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)
←南栗橋
Tc1
21410
(21870)
M1
22410
(22870)
M2
23410
(23870)
Tc2
28410
(28870)
P V S P
Tc1
21420
(21800)
M1
22420
(22870)
M2
23420
(23870)
Tc2
28420
(28800)
P V S P
(元5扉) (元5扉)
Tc1
21430
(21850)
M1
22430
(24850)
M2
23430
(23850)
Tc2
28430
(28850)
P V S P
(元5扉)
Tc1
21440
(21800)
M1
22440
(26850)
M2
23440
(27850)
Tc2
28440
(28800)
P V S P
編成 所属 全検 重検 種車 改造年 備考
21411F 30-6栗 30-6栗 21871F 2018 休車
21412F 30-8栗 22-8栗 21872F 2018  
21413F 30-10栗 22-9栗 21873F 2018  
編成 所属 全検 重検 種車 改造年 備考
21421F 30-6栗 22-6栗 21811F・21871F 2018  
21422F 30-7栗 22-7栗 21802F・21872F 2018  
21423F 30-11栗 22-11栗 21801F・21873F 2018  
編成 所属 全検 重検 種車 改造年 備考
21431F 31-1栗 23-1栗 21857F 2018  
21432F 19-5栗 23-4栗 21858F 2019  
21433F 19-9栗 23-10栗 21851F 2019  
21434F 20-2栗 23-11栗 21852F 2020  
21435F 20-8栗 24-5栗 21853F 2020  
21436F 21-3栗 21-3栗 21856F 2021  
21437F 21-7栗 21-7栗 21854F 2021  
21438F 22-1栗 22-1栗 21855F 2021  
編成 所属 全検 重検 種車 改造年 備考
21441F 31-2栗 23-3栗 21810F・21857F 2019  
21442F 19-8栗 23-8栗 21806F・21858F 2019  
21443F 20-1栗 23-12栗 21808F・21851F 2019  
21444F 20-3栗 24-1栗 21805F・21852F 2020  
21445F 20-11栗 20-11栗 21803F・21853F 2020  
21446F 21-5栗 21-5栗 21804F・21856F 2021  
21447F 21-10栗 21-10栗 21812F・21854F 2021  
21448F 22-5栗 22-5栗 21807F・21855F 2022  


 参考文献





CAR INFO 東武20400型 P62-63





 関連リンク