211系は113・115系などの旧型車置き換えのため1985年より製造されました。JR東日本では国鉄時代に250両、民営化後に325両の計575両が製造されました。
3扉軽量ステンレス車体や界磁添加励磁制御を採用しています。0番台は暖地向けセミクロスシート、1000番台は寒冷地向けセミクロスシート、2000番台は暖地向けロングシート、3000番台は寒冷地向けロングシートとなっています。
2006年には東北・高崎線へのグリーン車導入により、113系からの転入車が34両が編入され組み換えが発生し、余剰となったサハが34両廃車となりました。またE231系増備に伴い幕張車両センターへの転出も発生しました。
2009年10月には幕張車両センターへの209系投入、2011年11月には田町車両センターへのE233系投入、2012年9月には高崎車両センターへのE233系投入、2013年8月には小山車両センターへの205系投入が行われ、外房・内房・東金線は2011年9月30日に、東海道本線は2012年4月23日に、総武本線・成田線・宇都宮線宇都宮以南は2013年3月15日に、高崎線は2014年3月14日に、宇都宮線宇都宮以北は2014年3月24日に定期運用が消滅しました。これにより短編成化し長野総合車両センターへの転出が発生、余剰となったサハ・サロや一部の編成の解体が行われています。