東京メトロ副都心線開業を1年半後に控えた2006年10月より9000系リニューアル工事1本目として9102Fの工事が森林公園区で始まりました。2006年度事業計画に「地下鉄13号線乗入れに備え9000系車両(10両固定)を改造する」とあり、この乗り入れ改造に合わせて製造から20年程が経ち見劣りがしてきた車内のリニューアルを合わせて行ったものと思われます。 外装の主な変更点は50000系と同様のスカート取り付け、シングルアームパンタグラフ(PT7112-A型)への交換、行先表示器のフルカラーLED化、ヘッドライトのHID化、車外スピーカーの取り付けなどです。内装は50000系と同様の白を基調としたものになり、ドア上に千鳥配置でLED表示機の設置、座席のバケットシート化・ブルー系へ色変更、ドアに化粧板の取り付けなどが行われています。乗務員室はグレー系の色に統一され、主幹制御機はワンハンドルとなりワンマン運転用の設備が搭載、またATO装置も取り付けられています。 今後、ホームドアに対応できない9101Fを除く編成にも同様の工事が行われる模様です。
|