6050系（6050・634型）

6000系の主抵抗器、台車、CP等を使い車体等を新造したのが6050系です。1985年10月から1年間でアルナ工機・東急車輌・富士重工において全44両の更新が行われました。野岩鉄道・会津鉄道に乗り入れるため車体の不燃化などが強化されています。更新時の車両不足を補うため、完全新造車の61101Fが1985年に製造され、野岩鉄道開業時に61102Fと共に野岩鉄道に譲渡されました。1988年には乗客数増加に伴い増備が行われ、8編成が製造されました(うち1編成は野岩鉄道へ譲渡)。1990年には会津田島電化開業用として61201Fが製造され、会津鉄道へ譲渡されました。
途中分割・併合を繰り返すことから平成8～9年にかけて自動解結装置が取り付けられ、これに伴い連結器が密着自動連結器から密着連結器に変更されてます。
6050系が5050系に替わり日光線普通電車に就くにあたり53F～56F・73Fに霜取りパンタグラフが取り付けられ11月15日～4月15日のみ上昇させ走っています。2006年には区間快速登場に伴い新たに74F・75Fにも霜取りパンタグラフが取り付けられました。
2012年にはスカイツリー開業に伴い6177F・6178Fが展望車化され展望列車634型スカイツリートレインとしてデビューしました。
2017年4月21日ダイヤ改正にて区間快速・快速が廃止されたため浅草～南栗橋間の定期列車が廃止されました。また634型も特急運用が消滅し団体専用車となりました。

編成別写真集

細部写真集

車両のうごき

6050型

製造初年	昭和60年10月(新造および更新)
定員(名)	Mc＝150(座席72)、Tc＝145(座席68)
自重(t)	Mc＝40、Tc＝34
最大寸法(mm)	長：20000　巾：2878　高：4200
主電動機	直流直巻補極補償巻線付電動機
主制御装置	総括制御自動加減速多段式カム軸式
ブレーキ装置	発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ
冷房装置	31500kcal/h/車
性能	最高速度：110km/h　加速度：1.65km/h/s　減速度：3.5km/h/s(常用)、4.5km/h/s(非常)