8090系をみなとみらい線直通に備えて組成変更をした際に新造された先頭車が8590系です。1988年～1889年に10両が製造されました。地下鉄乗り入れに必要な貫通扉を取り付けています。
当初は8両5編成で東横線で活躍していましたが、1997年に8695Fの中間車を8694Fに、2001年に8693Fの中間車を8695Fに組み込み10両2編成が田園都市線で活躍していました。その後5000系投入に伴い最初の編成に戻されました。
5050系の投入に伴い2005年～2006年に8691F・8692F・8693Fが大井町線へ、8694F・8695Fが田園都市線へ転属しました。これに伴い5両余剰が発生し4両が廃車となりました。大井町線への9000系投入により2012年度より編成単位での廃車が始まり、2013年6月に大井町線から撤退しました。田園都市線に残った編成も2020系の増備に伴い2019年に運用離脱し、全廃となりました。
8692F・8693F・8694F・8695Fの両先頭車は富山地方鉄道へ譲渡され17480形となっています。