225系は223系の後継車として2010年に登場し、同年12月1日から営業運転を開始しました。
引き続き20M級3扉ステンレス車体ですが、福知山線脱線事故を受けて前面部にはクラッシャブルゾーンを設けているほか全体的に強度を上げています。全車電動車となっていますが、0.5M方式を採用しているためMT比は1:1となっています。
0番台は東海道・山陽本線の新快速・快速用で、新快速12両化推進や221系を置き換えるために110両が投入されました。2012年3月のダイヤ改正で福知山線運用が出来たことから、6両編成5本、4両編成3本が6000番台化され、宮原総合運転所へ転属しました。
5000番台は阪和線・関西空港線用で、阪和線快速及びきのくに線で使用されている103系・113系・205系・221系を置き換えるために116両が投入されました。営業開始時点では元205系・221系運用限定でしたが、2011年3月のダイヤ改正から223系と共通運用となっています。
2016年からは227系タイプにマイナーチェンジをおこなった100番台・5100番台が投入され、同年7月から営業運転を行っています。2020年には100番台の増備車が登場し、2023年度にかけて144両が追加製造されました。