105系は閑散線区の旧型電車を置き換えるため、1M方式を採用した新性能電車として1981年に登場しました。
20m級3扉の車体新造車と4扉の103系改造車に分けられ、前者はクモハ105形0番台+クハ104形0番台、後者はそれ以外となります。新造車は60両が製造され、改造車は65両が改造されました。うち改造車4両を除く121両がJR西日本に継承されました。1990年に踏切事故でクハ105-7が廃車となったためクハ104-551が追加改造されています。
1985年から1992年には冷房化改造が行われ、全車が冷房車となりました。またワンマン化やトイレの取り付け、新造車ではN30体質改善工事も行われています。
マリンライナーから転用された213系の玉突きで2005年に一部が廃車となり、岡山から和歌山への転属が発生しました。その後はしばらく動きがありませんでしたが、227系の投入により広島の改造車を中心に廃車となり、新造車についても一部が廃車となりました。広島地区からは2019年3月で撤退しました。